細く・長く「つなぐ」

リニューアルした 見城亭さん

 

11月10日にリニューアルオープンした

桂坂口料金所横にある兼六園茶屋 見城亭さん

 

オープンの二日目に伺い、馬場会長にお話を伺ってきました。

https://www.kenrokuen.jp/about_us.html

 

 

リニューアルの目的は

  50年・100年先のことを考えて

 

 

金沢料理 兼六園 兼見御亭」「兼六園 金沢城前 茶屋 見城亭」「金沢ひがし茶屋街 懐華樓」を経営する株式会社見城亭さん。

 

バスによる団体旅行客から個人旅行へ変わったことで今年の1月に兼見御亭を閉店し、6月から全面改修をした見城亭について、理由を馬場吉晃会長にお尋ねしました。

 

馬場会長からは、これまでは拡大思考だった

だから店舗を拡大・売り場を広げること考えていたが、

これからはお客様を引き込むことを目指す。

2階も3分の1を吹き抜けにして席を減らした。

と、説明をしていただきました。

 

つまり、これからの50年・100年先を考えて

拡大ではなく、細く・長くつないでいくかが大切とのことです。

 

「江戸町」跡に建つ見城亭さん

 

江戸町とは、

3代藩主の前田利常公に嫁いだ珠姫に、江戸からお供してきた武士等が長屋を建てて移り住んだ街並み

・・・立て札より  

まず、市民・県民から

   愛される場所であること

 

長年、東や西の茶屋街等にも支援をされている馬場会長から、

みんな突出したがるが、突出してもダメ

市民、県民から愛されナンバーワンではなくオンリーワンになること。」と、経営に関する考えをお聴きしました。

尽くして求めず」を大切にされ「公利」を優先される経営者の言葉に「細く・長くつなぐ」ことの意義を感じる機会となりました。