社員満足から社員幸福へ

KCGオープンセミナーにて

 

働き方改革の時代における

社員満足ではなく 社員幸福について

話をしました。

KCGは、カナザワ・コンサルティング・グループの略

瀬戸川礼子著 「よきリーダーが大切にしている7つのこと」より
瀬戸川礼子著 「よきリーダーが大切にしている7つのこと」より

社員満足(ES)と社員幸福(EH)の違い


ES (Employee  Satisfaction)は、楽に働ける
EH(Employee  Happiness)は、働きがい と

繋がりが強いといえます。

 

満足は、物質的な欲望,仕事における給与や待遇、福利厚生などに影響を受け、その効果は、比較的短く、自分のことが関心の中心となります。

一方、幸福(幸せ)は、仲間との人間関係、仕事のやりがい、承認欲求などに関係し、自分だけでなく他の人と共に幸せになること、利他的傾向にあります。

幸福度が高いと生産性も高い

矢野和夫氏(日立製作所フェロー)著「データの見えざる手」によりますと,
生産性が37%、創造性が300%と高いとの調査結果が紹介されています。

また、休憩中の会話が活発の場合も生産性は向上するとの報告もされています。

セミナーの内容

セミナーでは、会社訪問や社長の講演を聴かせていただいた株式会社ピアズさんの活動を事例に取り上げ、その意味と出席者の企業への導入にあたり、ポイントを説明をしました。

 

社員を幸せにしたら・・・ ピアズさん訪問 参照

 

事例としては、

◆ポリシーありきの(理念)採用

学歴・経歴は加味せず、理念に共感してくれた人は拒まずに採用することにより、同じ目的に向かって一緒に進んでいける仲間の集団ができたこと。

◆スローガン
 毎年、社員が作ったスローガンから、社員が選んで決定し実行されていること。

◆交流会や無料朝食会

一緒にご飯を食べるという共通の経験による社員同士の絆を生み、コミュニケーションの促進を図っていること。
さらに、交流会の内容を翌日の朝礼で報告し、振り返りの習慣づくりと情報の共有を醸成していること。

◆カンパニープレゼン

理念やビジョンを外部でも話せることを重視し、そのために能力を評価していること。

 

などについて説明をしました。 

 

セミナーの様子とアンケート

 

朝礼の様子やポリシーのない採用から、ポリシーありきの(理念)採用に切り替えたことによる組織力の向上につながった話に共感されたためか、アンケートでは、理念やコンセプトの検討をしたいとの感想が目につきました。

 

株式会社ピアズ 概要 

          https://peers.jp/ 

2005年 名古屋にて操業

2017年 本社を東京へ移転

2016年度  日本経営品質賞受賞

2017年度  ホワイト企業大賞受賞

2018年2月 桑野隆司社長が

          「社員幸福度 ~社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました~」を出版