無印良品流・人の育て方と仕組みづくり

 

株式会社良品計画 

  松井忠三前会長による

 

無印良品流・人の育て方と仕組みづくり

 

 

 中小企業 新ものづくり・新サービス展にて

 

13冊 2,000ページの販売オペレーションマニュアル

       MUJIGRAM(ムジグラム)の作成

 

店舗で働く人をどうやって育てていくかという課題に、個人の経験や勘に頼っていた業務をマニュアルにまとめ見える化を実施しました。

また、マニュアルは、変更がないと読まれないからと、月次更新をWebにて配信し、年4回、印刷をして配布しています。

 

マニュアルには、「なんのためにこれをするのか」も記載し、職員のやる気を醸成することも考慮しています。

マニュアルを実行するには

 はじめたらやめないこと、

 決まったことを決まったとおりに行うことを徹底し、

 周りの人を見ればできる空気のような存在にマニュアルがなるようにすることが

 重要とされています。

 

挨拶運動では、性格は変えられなくても、行動は変えられると社長自ら実施し、

社風づくりに取り組まれした。

 

製造業をベンチマーキング

 

マニュアル作り・改善には、サービス業より製造業のからの学びが多いと製造業もベンチマーキングをしています。

しかも、トップ同士だけでなく、担当者レベルで交流できる関係づくりをしています。

 

能力のある人がそのまま育って行く組織づくり

 

マニュアルによる教育の上には、人材委員会、さらに人材育成員会による教育体系になっています。

人材を適材適所に配置するために人材委員会があり、人材委員会は経営戦略と人材教育を一体化しており、この教育が人材育成の80%になります。マニュアル化された業務基準書を整備することで、社員を異動できるようになりました。
店長教育は、店長になってからでは時間がなくてできないので、店長になる前に教育を行い、店長になる資格とる仕組みになっています。