働き方改革の時代 バリューと人事評価

バリューと人事評価の

     マトリクス図から

考えてみるバリューと働き方

 

組織が大切にする価値や行動指針と個人の業績の関係を分類したマトリックス図の古いメモが出てきました。

マトリックス図は、ある有名企業のもので、下記のA~Ⅾの4つに区分されています。

A.業績がよくバリューに共感し、それに沿った考え・行動をする社員

B.業績はいいがバリューに対する考えや行動が希薄な社員

C.業績は芳しくないものの、バリューにそった考えや行動がとっている社員

Ⅾ.業績とバリューに関する考えや行動も評価が芳しくない社員

 

この4つの区分に属する社員をあなたは評価するとどのような順になるでしょうか?

 

4つの区分の評価順位は


まず、Aの業績とバリューの両方がいい社員が一番評価が高いことと、反対にⅮの業績とバリューが芳しくない社員が一番、評価が悪いことことは理解されると思います。メモのⅮの区分には「退場」と書かれています。

 

では、CとⅮではどちらを優先しますか

 

意見が多少分かれるかもしれませんが、

Cの社員の評価の方がⅮの社員の評価より高くなっています。

(「バリューに対する考え方や行動が素晴らしい人の業績が低いことがあるのか!」というご意見のかたもいらっしゃるかと思いますが、相対的に高いという程度に考えていただければと思います。)

 

メモには、

Cの社員には、

再チャレンジの機会を提供し
業績の結果を出すためのセカンドチャンスの提供

Ⅾの社員には、
バリューの実行や重要異性を理解するための警告や説明の実施

 

が、挙げられています。

 

バリュー(価値観)とは

 

その企業独自の価値観を明示

したものと捉えています。

 

企業理念は、企業により経営理念や社是・社訓と呼ばれたり、捉える範囲や内容も異なります。

【50プラス起業ネットワーク石川】では、右の図に示すようにミッション(使命)、ビジョン(目指す姿)、バリュー(価値観)の3部構成を取っています。

 

 ※ バリュ―には、行動指針やクレド(信条)と呼ばれるものも含まれます。

  

バリューに共感し、

  バリューに沿った判断・行動が行われるための方法として

 

  1. 採用にあたり、企業のバリューを伝え、理解・共感する人を採用する。(理念採用)
  2. 個人のミッションやバリューを明確にし、会社のバリューと関連をもつ
  3. 企業のバリューを一緒に創る。
などが挙げられます。