50プラス起業ネットワークコニュニティーの
10月の体験会は
Factory Art Museum TOYAMAさん
& 株式会社フジタさんを見学
『この場所で世界に1つだけのメタルアート美術を作りたい!』との想いでこのMuseumを創られ運営をされている梶川 貴子館長兼株式会社フジタ社長に案内をしていただきました。
文章は参加者のM・S女史のレポートより
写真撮影は小嶋
Factory Art Museum TOYAMAさん
富山県高岡市福岡にある福岡金属工業団地内にあります。富山県第一号の郊外団地として、昭和46年にできた古くからの団地です。
その中の株式会社フジタさんの第2工場の一角に、世界に1つしかないメタルアートミュージアムとして2017年にオープンしました。
実際に町工場で働く技術者たちの作品が展示されています。神奈川、奈良、大阪など全国の町工場から作品は集まっています。
あまり知られてない技術を使った作品に、日の目を当てたいとの思いから、クラウドファンディングで立ち上げた美術館です。
「実用的なものではなく、技術を使って作製した新しい発想で面白い、これは何?と思うような作品が大切だ」と社長さんはおっしゃっていました。
とは言いながら、かわいいアートではあるけれど実用品のクリップ、フックなども販売していて、形がきれいだったのでわたしもクリップを購入しました。
そして、美術館にあるスピーカーのカバーも、金属で作られたオリジナルの作品でした。
Museum の2階は
2階には、コミュニティスペースがあります。
読書会、哲学カフェ、イノベーション学校などさまざまなイベントも行ってきています。
コワーキングスペースをつくることも検討中とのことでした。
壁には、読書会や哲学カフェの案内のほかに財務塾やzenchoolの案内も掲示されています。
本棚には、経営に関する書が置かれています。 小嶋
各地からの展示品
作り方も3Ⅾプリンターや鍛造など様々との館長の説明に頷くも、理屈で判断することより、もっと感性を磨く必要を感じました。 小嶋
銀色の球
蓋を取るとなかには、スクリュウーを細かくしたようなものが出てきました。 小嶋
場所を移して工場見学
フジタさんは、金型を作っている会社です。
2010年に、社長が就任したのを機に大改革。工場も、雑然としていたのを床にペンキ塗り、機械をきれいに並べ、物の配置も整理。毎日終業前には、全員で掃き掃除。週1度は、床の拭き掃除もするということで、工場内はすっきりした印象です。
社員の約半分は、工作機械が専門でない状態で入社していますが、現場で実践しながら学んで機械操作も覚えています。たくさんの機械の名前の横に、社員の名前が並んでいて、それぞれの習熟度が一目でわかるリストになったものが壁に貼られていました。
ミュージアムを富山県移住ツアーで訪問したのをきっかけに、4月に岐阜県から入社した方もいます。ミュージアムは、工場の存在を知ってもらう広告塔の役割も果たしていることが分かります。
そして、「実践しながら学ぶ」フジタさんなので、その社員は、現在、ドアノブを手が塞がっていても開けやすいようなパーツを試行錯誤して作って改良中ということで、ドアノブに白いパーツがついていました。
面白かったのは、Good Jobのフジタポイントです。
詳しくは、下記のスタッフブログ<カイゼン35> Good Jobカード刷新!をご覧ください。
https://www.fujita-k.co.jp/staff_blog/20200713/
自分がいいことをして感謝されるよりも、人に感謝するほうがポイントが高くて、びっくり!
案内していただいた社員の方は、「人が感謝をするかどうかは自分でコントロールできないけれど、自分が感謝するということは自分次第。その感謝するという気持ちを持つことで、いろいろなことに気がつくことができるようになる」と話してくれました。