それはそれとして

それはそれとして 
    マインドフルネス

     

鈴木大拙がよく使われていた言葉として

「それはそれとして」が知られています。

アメリカのIT企業などで、禅やマインドフルネス(瞑想)が導入されていますが、知り合いの指導者は、「それはそれとして」がマインドフルネスそのものを表わしていているとのことで、レッスン中にも、時々使われています。
大拙氏が岡本美穂子さんの希望で書かれた「それはそれとして」があり、その絵はがきもありますが、1月に森 秀一さん書いていただいたものをアップしました。

 今、興味を持っているのは・・・〇△ロ
      2021年6月6日 誕生日にFacebookへの投稿
      https://www.facebook.com/hisayuki.kojima.71/posts/4052487384830688 に因んで

  

 うんとこどここいしょ

 

 一歩一歩上がれば何でもないぞ。

 一歩一歩努力すれば、いつの間にか

 高いところでも上がっている。

 

 鈴木大拙

 

  仙厓の「〇△ロ」と鈴木大拙氏の書「色不異空」

老子が上善は水のごとして説く「水の流れ」を

一体で表現したものと、勝手に考えています。
※水が、三角の中央から湧き出て、三角の各頂点の近くで吸い込まれています。

谷口吉生氏設計 鈴木大拙館(金沢)  

https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

仙厓義梵(臨済宗禅僧の「〇△ロ」出光美術館所蔵)

              鈴木大拙氏の「色不異空」

出光美術館は、出光興産の創業者であり、美術館創設者の出光佐三氏が収集した美術品を展示・公開するため、東京都千代田区丸の内に開館したもので、設計は、 谷口吉郎氏です。
佐三氏が所有する仙厓の「〇△ロの書」をアメリカで見た大拙氏が佐三氏に「なにか古い友達のような気がする・・・・」との手紙を送られたのが縁で、大拙氏が88歳にアメリカから日本に住まいを移されてから、大拙氏が亡くなるまで大拙を師としてのお付き合いが続きました。
   仙厓コレクション   http://idemitsu-museum.or.jp/collection/sengai/

参 考

  詩魂の記念堂 - 藤村記念館

    終戦後の物資がないなかで村人の思いでつくられた藤村記念館
    設計をされた谷口吉郎氏が言われる詩魂の記念堂について

  金沢に縁のある菜根譚を読む